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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
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トランザクションの適切なサイズ設定

ログ・レコードを生成するコミットされた各トランザクション(たとえば、INSERT、DELETEまたはUPDATEを実行するトランザクション)では、ディスクへの書込みが行われます(「適切なロギング・オプションの選択」を参照)。ディスクI/Oは、レスポンス時間に影響を及ぼします。また、グループ・コミットの有効性によっては、スループットに影響を及ぼす場合があります。

パフォーマンスを重視するアプリケーションの場合は、コミット時に不要なディスクへの書込みが行われないようにする必要があります。パフォーマンス解析ツールを使用して、アプリケーションでディスクへの書込みにかかる時間を(CPU時間と比較して)測定します。I/Oが過剰であると思われる場合は、次の2つの手順を実行してコミット時に書込みが行われないようにできます。

長いトランザクションは、短いトランザクションと比較すると、単位時間あたりのディスクへの書込みが少なくなります。ただし、長いトランザクションによって同時実行性が低くなる可能性もあります(『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のトランザクションの管理およびリカバリに関する章を参照)。